LOCKET 第5号
内田洋介/大谷友之祐
¥1980(税込)
商品サイズ2:送料220円〜
¥12,000以上の購入で送料無料
『LOCKET』(ロケット)は、姿なき価値観、主観的な真実を追いかける独立系旅雑誌です。リトルプレスとも、ZINEと呼んでもかまいません。
2014年、22歳の夏にブータンで出合ったロケットペンダント(locket)が、タイトルの由来になりました。ロケットに閉じ込められる一瞬の感情、永遠の記憶、偉大な知恵。それらは目に見えないかもしれません。でも、目に見えるもの以上の真実がそこにはあると、ぼくは信じています。
ぼくらの身体を賭して、ぼくらにとっての真実を、ぼくらの言葉で描き出す。新たな旅は、このページをめくることからはじまります。
−
ありったけの心で遠くに想いを馳せて、2022年初夏に独立系旅雑誌『LOCKET』第5号を放ちます。
特集タイトルは「野性の造形」です。クマをかたどった造形物を追いかけ、2021年にトルコ、ドイツ、北海道、特集外では西表島でも撮り下ろし取材を敢行しました。古代遺跡の彫像、都市名がクマに由来する街、木彫り熊の再ブームを牽引する現役作家。さらに石川直樹氏、津田 直氏、高野夕輝氏、安藤夏樹氏、在本彌生氏、寺尾紗穂氏といった面々が誌面を彩ります。
今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷が「心刷」しました。レッドとグリーンの2種類ある表紙のイラストは編集者とデザイナー、最小単位でインクヘラを握りしめ、一冊一冊にシルクスクリーンを実施。真っ当でいてオルタナティブな道を邁進するインディペンデントマガジンの最新号をぜひお楽しみください。
【目次】
001|トルコ 創造の大地
030|ギョベックリ・テぺの七不思議 三宅 裕
032|アナトリアの牧羊犬(猪原 悠)
036|想像力の射程──遠くを想うこと
038|CONTENTS
040|ドイツ ベルリンの街に潜む沈黙の叫び声(冨手公嘉、相澤有紀)
052|中世欧州熊寓意譚(オカモトレイコ)
054|木彫り像をめぐる私信(石川直樹)
056|熊意匠遺物に見る、送り(津田 直)
058|木塊になにを見る 高野夕輝
068|木彫り熊が生まれた街 八雲八問八答 大谷茂之
070|すべてはクマさんのために 安藤夏樹(濱田紘輔)
076|愛らしい民芸熊玩具(尾崎織女)
078|熊を彫る人のこと(在本彌生)
081|クマは小部屋で目を覚ます 川口直人、高旗将雄、大住 潤、原田和明(YUTAKA NOJIMA、松井 進)
097|オホーツク文化の形(高橋 健、町田ヒロチカ)
104|クマは繊維に包まれて(鈴木純子)
108|山岳民のスプーン(石川吉典)
112|知床 知床点描
130|MAGAZINE INFORMATION
131|背骨の旅人 第5回 寺尾紗穂(飯坂 大)
139|いまではないいつか 第1回 西表島(土田 凌)