【特典付き】NEUTRAL COLORS 4
¥2970 (税込)
商品サイズ2:送料220円〜
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NEUTRAL COLORS はインディペンデントな雑誌です。
オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000 冊を手作業と機械でつくっています。
一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。
インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、
本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。
編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、
空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、
彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。
インターネットによるリモート取材やインタビュー、
借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。
【特集】仕事
「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、
ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。
まずは自分が「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、
ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。
ヨーロッパ及び世界流通へ、飛び込み営業の結果やいかに。
美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。
福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、
消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。
障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。
アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版に触発される。
校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道——。
NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、
泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、
雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。
紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。
【コンテンツ】
●ベルリン & アムステルダム
雑誌が明日を連れてくる
アムステルダムでディストリビューター
“Idea Books”を訪ね、
ベルリンのアートブックフェア
〈MISS READ〉に参加する。
アムステルダムでは、NEUTRAL COLORS の
ロールモデルともいえる独立系出版社を営むデザイナー、
ロジャーとハンスに会いに行く。
つくりたいものだけで生きていく方法を
探った海外現地取材の記録。
文=加藤直徳
写真=野口恵太
●美濃和紙
そうだ、紙をつくろう
NEUTRAL COLORS を刷るとき、
大量にミスプリントが発生する。
その余った紙を使ってオリジナルの和紙を生み出す物語。
工房は岐阜県の美濃にあり、美しい水が流れている。
職人のつくる紙はすべてハンドメイドであり、
素材もすべて天然。ミスプリントの絵柄が
絶妙に紙の中に残る美しい紙が生まれる過程を追う。
文=加藤直徳
写真=野口恵太
特別付録:
オリジナル手漉き和紙が 1 枚挟み込まれています!
●日本
「特殊な」お仕事
写真家が追いかける、
オレオレ詐欺のドキュメンテーション。
写真 & 文=千賀健史
●インタビュー
テクノクラートの一日
エリート官僚の「ふつう」の一日に
密着して撮影 & インタビュー。
写真=平松市聖
●京都
ベーシックインカム
父から子に伝えるベーシックインカム。
父は言葉で子は絵でセッションする。
文= SEAN LOTMAN
絵= TENNBO INAOKA
●東京
いつまでクッキー焼きますか?
障害者である彼女が奮闘する、
障害者が自立して生きていくための仕事考。
談=砂長美ん
●エッセイ
“見えない仕事”はどこにいった ?
阿古真理さんによる、女性が担ってきた
「見えない」仕事の後先について。
文=阿古真理
●愛知
世にも奇妙な植物の話
世界で唯一、アリ植物を育てる男の秘密基地に潜入!
文=伊藤彰洋
写真=足立 涼
●インタビュー
寅さんとはたらく
矢萩多聞さんが「男はつらいよ」を見ながら、
仕事について語り合う。
モリテツヤ(汽水空港)、近藤弥生子(編集者・ライター)
青山ゆみこ(編集者・文筆家)
●シンガポール
Temporary Press の仕事 ご自由に!
スモールパブリッシャーのラディカルな仕事術。
自由に使えるクーポン付き。
文=加納大輔
●ルポ
政治家という仕事
落選中の政治家はなんの仕事をしているのか?
数年にわたる密着取材。
写真 & 文= numa
●ルポ
校正の仕事
カリスマ校正者、牟田さんに実際に校正を頼んでみた。
校正=牟田都子
文=加藤直徳
●エッセイ
私がオバアさんになっても
中年になってからイチから不動産投資を始めた
元編集者の生きる道。
写真 & 文=中瀬知子
●インタビュー
宙につながる仕事
JAXA に勤める女性の一日に密着。
管制ルームにて撮影を敢行。
写真=平松市聖
●アート
木と石と 佐野文彦の手業
数寄屋建築出身の建築家による
手仕事を駆使したアート作品ができるまで。
写真=野口恵太
●京都
本を愛する仕事
京都の古本屋「山崎書店」の
二階に広がるブリコラージュの世界。
写真=吉田亮人
文=三枝陽子、加納大輔、中川京子、加藤直徳
●福島
大熊演劇
震災ですべてを失った故郷で仕事をする
彼女の舞台演出(夏祭り)
文=佐藤真喜子
写真=西村亮哉
●門司港
終わらない絵
黒田征太郎さんが描き続ける「終わらない絵」とは。
文=山本千聖
写真=西山 勲