はじまりの木
リーバイ・パタ

経済発展の背景には、往々にして搾取があるということに、多くの人が気付いて今の世界の形の歪さに違和感を感じ始めていると思います。歴史の中でいなかったことにされてしまった人々、自然、信仰や文化といった現代社会から切り離されてきた存在を真ん中に置き直して、みんなで向き合えらたらいいなぁと思っているのですが、本書のように、アートや詩という形でそのことを伝えられるってとても素敵です。

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鎮魂の書
北カルフォルニアの部族(ノムラカ族)の末裔であるアーティスト、リーバイ・パタ。さまざまな脅威と権威と自然災害に苛まれている昨今、この地球や、そこに生きる人間という存在、また、歴史について、今を生きるリーバイの言葉として、自身の過去、現在と、そして未来への思いを絡ませながら、テキストと詩、アートワークで書き記した鎮魂の書。

【目次】
１　Ｌｉｆｅ　生まれる／生きること
２　Ｄｅａｔｈ　人や自然が死ぬこと
３　Ｒｅｂｉｒｔｈ　自然や心の中の再生をすること

リーバイ・パタ
１９８５年ホリスター（アメリカ・カリフォルニア）生まれ。アーティスト。２００９年から２０１１年、東京で活動後サンフランシスコへ戻り、２０１６年より日本在住。現在東京を拠点に、個展などで作品を発表する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社： 青土社
サイズ：136ページ　
発行年月：2021/8/19