衣食住からアートブックまで、「暮らしの本屋」をテーマに、いつもの日常に彩りを加えてくれる本を取り揃えています

坂巻弓華寓話集

¥2,420(税込)

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時間とは余暇だ。余分な、極めて余剰なことを考えたり過ごす時間を自らに引き寄せるようにして、そのような生活を謳歌している人間のことを巷では馬鹿というが、馬鹿という奴がほんとうに馬鹿で、利口より馬鹿が英雄なのだ(それでいいのだ。)。その時間に追われてあたふたしている奴には決して描けない絵があるように、手のひらからこぼれ落ちる砂のような物語をおいそれと誰もが書けるわけがない。彼女が描く絵とおなじように、やっぱり彼女が作る物語にも無垢でうつくしいたましいが宿っていると自分は思う。そのナンセンスとセンス・オブ・ワンダー、くだらなさと真理のあわいにあるものを一冊の本に閉じ込めて売ったならば、わたしたちのこのやせ細った毎日に潤いは生まれるのだろうか。 GALLERY CLASKA(東京)をはじめ、全国各地での個展でいま大人気の画家・坂巻弓華が個展のたびに作り続けていた私家版の小さな冊子 に収められていた寓話や散文を一冊に集 め 、書き下ろしの掌編を加えたユニークな寓話集をこのたびBOOKNERD出版部より2月13日(火)に刊行いたします。新たに描き起こした挿絵をふんだんに ちりばめた、読んで、見て、愉しむ 、小さな宝物のような一冊です。そして何と巻末エッセイをモデルの前田エマさんに寄稿いただきました。

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