続・三春タイムズ
長谷川ちえ/shunshun
¥2310(税込)
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東京の蔵前から福島の三春町に移り住み、生活雑貨のお店をいとなむ長谷川ちえさんの2冊目となるエッセイ集です。24篇のエッセイと元三春町長の伊藤寛さんを訪ねた時のお話で構成されています。
エッセイのタイトルには二十四節気の暦が添えられています。当たり前のことですが、うきは市と比べると季節のめぐり方が違うんだなぁと思いながら読んでいました。三春という町名の由来は、春に梅・桃・桜がいっぺんに咲くからだそうで、本書の中でもそのことに触れられていました。
ご自身の暮らしと三春町で起こったささやかで尊い出来事、時々東京での日々や千葉のご実家のことを思い出しながら、その全てをやわらかく見つめて書かれた文章だと感じました。挿画は、前作に引き続き素描家のshunshunさんによる描き下ろしです。表紙の帯を取ると素描の箔押しが施されていて、佇まいもうっとりと美しい一冊です。
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都市でもない、農村でもない、
歩いてひとめぐり出来るほどの
美しくも小さな城下町、福島県三春町で
器と生活雑貨の店〈in-kyo〉をいとなむ長谷川ちえさんが、
立春から大寒まで二十四節気の暦の流れに沿って
人とつながり、季節とともにうつろういとなみの豊かさを描くエッセイ集第2弾。
巻末には元三春町長、伊藤寛氏の訪問記も収録しました。
「こよみを意識して生活するようになってから数年が経つ。それは三春で暮らし始めた時期とも重なっている。冬至が過ぎると徐々に陽が延び始め、小寒の寒の入りになったと思えば、最低気温が氷点下の日が続き、そして寒さが最も厳しい大寒を迎える。その年ごとに異常気象や気候変動による影響はあるものの、こよみと季節の移ろいは、不思議と足並みが揃ってハッとすることが度々ある。」(本文より)
出版社: 信陽堂
サイズ:216ページ 12.3 x 1.5 x 19.3 cm
発行年月:2023/3/20