2023.10.12
[ 久留米店 EVENT ] 11月3日 光嶋裕介・青木真兵 秋の福岡トークツアー 2023
光嶋裕介・青木真兵 秋の福岡トークツアー 2023
「つくる人になるために」
11月3日(金・祝)MINOU BOOKS 久留米
11月4日(土)ナツメ書店 古賀(&オンライン開催)
昨年に引き続き、奈良県東吉野村にて人文系私設図書館ルチャ・リブロを開いている青木真兵さん、そして今年はさらに建築家の光嶋裕介さんをお迎えして秋の福岡トークツアーを開催します。今回は、灯光社から発売されたお二人の往復書簡「つくる人になるために」ツアーとして、久留米と古賀の2箇所にて開催です。
建築という既存の社会システムを使って「つくる」を表現する光嶋さんと、山奥で私設図書館という社会と自然とのあわいのような場所を拠点として「つくる」を表現する青木さん。建築家の光嶋さんは既存の社会の枠組みからはみ出すように建築を捉え、思想家の青木さんは、社会の外側に立ってその枠を捉え直そうとする。
働くことやお金のこと、人の外と内の自然について、そして建築や本の話など、二人の様々な思索が行き来し発酵するかのような往復書簡から立ち上ってくるのは、様々な価値観が多様に交錯する現代において、「つくること」「生み出すこと」「創造すること」の本質的な意味のようなものです。
物質的な豊かさ、経済的な豊かさの外側から考える「つくること」とは?
物をつくる、絵を、文章を書く、田で米を、畑で作物をつくる、料理をつくる、場をつくる。
身体を使ってこの世界と関わる事でなにかをつくり出す、生み出すような創造的な行為は誰もが日々行なっていることですが、これからは、その意味を問い直すような作業が必要ではないかと思うのです。この社会と、自身の中の自然のバランスが取れるような、それぞれの「つくること」を探っていくようなトークイベントです。
今回の会場は、それぞれMINOU BOOKSとナツメ書店から新しく生み出された場所です。
当日は、店主も交え、本書に収まりきらなかったであろうお二人の思索のやり取りを縦横無尽に展開して頂きたいと思います。
是非、ご参加ください。
<MINOU BOOKS 久留米>
日 時|2023年11月3日(金・祝)19:00〜20:30頃まで
場 所|MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F)
参加費|1,500円+1ドリンクオーダー
出演者|光嶋裕介, 青木真兵
司 会|石井勇(MINOU BOOKS)
ご予約|MINOU BOOKS 久留米
TEL / 0942 64 8290 MAIL / info@minoubooks.com /インスタグラムのDM
オンライン予約フォーム
<ナツメ書店 古賀(&オンライン開催)>
日 時|2023年11月4日(土) 19:00〜
場 所|ナツメ書店 古賀(福岡県古賀市天神1-9-8)
参加費|現地:1,500円+ワンドリンク オンライン:1,500円
出演者|光嶋裕介, 青木真兵
司 会|奥 由美子(ナツメ書店)
ご予約|ナツメ書店 古賀
現地:MAIL / natumesleep@gmail.com オンライン:ナツメ書店オンラインショップより https://natumesleep.stores.jp/items/65151c84b4ac7400374607ce
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光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
建築家/一級建築士/博士(建築学)
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年同大学院卒業。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。神戸大学客員准教授、早稲田大学や大阪市立大学などで非常勤講師。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など多数。著書に『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『建築武者修行――放課後のベルリン』(イースト・プレス)、『これからの建築――スケッチしながら考えた』(ミシマ社)、『増補 みんなの家。――建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)など。
青木真兵(あおき・しんぺい)
思想家/社会福祉士/博士(文学)
1983年生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。専門は古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)。2014年より実験的ネットラジオ『オムライスラヂオ』を週一本以上配信し続けている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を主な仕事にしつつ、大学などで講師を務めている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。
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『つくる人になるために』
若き建築家と思想家の往復書簡
著者:光嶋裕介・青木真兵
画:青木海青子
出版:灯光舎
建築する日々に励みながら、旅先でのスケッチや執筆活動にも精をだす若き建築家と、奈良の山村に私設図書館をつくり、執筆や自主ラジオなど様々な形でメッセージを発信する若き思想家が、些細な日常の出来事や思索をつぶさにみつめて綴った往復書簡。
私たちにとって「つくる」とはなにかを問いかけ、つくる喜びについて対話を重ねながら、生き物として生きやすい社会を模索していく。