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【満席になりました】(本イベントは久留米店にて開催のイベントになります)
「社会を見渡すための読書会」
MINOU BOOKS 久留米では、久留米シティプラザにて開催されている、ジェンダーや性の多様性など現代社会が抱える課題を演劇で表現する「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」と連携し、読書会を行っています。
第六回のテーマは「他者の靴を履くこと」。久留米シティプラザで上演される演劇作品、贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』にあわせて開催します。今回は、本作の脚本・演出を担当された山田由梨さんをゲストにお迎えします。
「他者の靴を履く」という言葉はイギリスのことわざに由来します。これは文字通り他人の靴を履いてみることではなく、「相手の立場や状況、感情を、あたかも自分自身のことのように深く理解しようと努める」という比喩表現です。
『わかろうとはおもっているけど』の中でも、印象的なシーンとして男女が入れ替わる描写があります。物語の前半で性差をもとにしたすれ違いを理解していたはずが、入れ替わった途端にまったく別のものとして認識してしまう――。演劇のタイトルにある通り、「わかろうとはおもっているけど」と実際に理解することとのあいだには、深い溝があることを知るのです。
この演劇における男女の入れ替わりの描写のように、その溝を埋める手がかりとなるのが「他者の靴を履くこと」なのかもしれません。
先日の参議院選挙でも社会の分断が可視化されるなど、現代社会では格差や分断が大きな課題として立ち現れています。誰もがそれぞれの立場からそれぞれの正義を持って生きる状況において、対立ではなく対話を重ねるためには、相手の立場や状況を深く理解しようと努めることがますます重要になってきています。
少し固いテーマに思えるかもしれませんが、持参いただく本は小説でも漫画でも構いません。テーマに沿った内容でも、そこから少し離れた本でも大丈夫です。本を通じて、自分がどこに引っかかりを感じたのか、なぜその本を選んだのか――そんな小さな問いを持ち寄り、お話しできればと思っています。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
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社会を見渡すための読書会
vol.6 テーマ「他者の靴を履くこと」
日程:10月5日(日)
時間:11時〜12時30分ごろまで
場所:MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F)
ゲスト:山田由梨
参加費:1,000円(お茶菓子付き)
持ち物:テーマに関係する本
定員:8名
ご予約|MINOU BOOKS 久留米
電話:0942-64-8290
メール:info@minoubooks.com
MINOU BOOKS インスタDM(@minoubooks)
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主催:MINOU BOOKS
協力:久留米シティプラザ
Photo:(c)Kengo Kawatsura
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山田由梨(作家・演出家・俳優)
1992年東京生まれ。立教大学在学中に「贅沢貧乏」を旗揚げ、全作品の作・演出を務める。舞台と客席、現実と異世界、正常と狂気の境界線をシームレスに行き来しながら、現代の日本社会が抱える問題を奔放な想像力と多彩な手法でポップに浮かび上がらせる作風を特徴とする。『フィクション・シティー』(17年)、『ミクスチュア』(19年)で岸田國士戯曲賞にノミネート。ドラマ脚本・監督、小説・コラム執筆も手がけ、Abema「17.3 about a sex」「30までにとうるさくて」脚本、NHK「作りたい女と食べたい女」脚本を担当。WOWOW「にんげんこわい」シリーズでは脚本・監督として参加。Podcast「山田由梨の眠れないなら茶をのんで」がSpotifyにて配信中。2025年秋、初の書き下ろしエッセイ本出版予定。