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*こちらのトークイベントは満席となりました。何卒ご了承ください。

 

『最後の山』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』W刊行記念トークイベント
石川直樹×鳥羽和久「生きた地図をつくる旅へ」

「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。」
──『光る夏 旅をしても僕はそのまま』あとがきより

旅先で触れる「生の手触り」は、自分の輪郭をゆるませ、どこか別の世界と接続してしまうような不思議な感覚をもたらします。旅人はその瞬間、身体と感覚を使って“生きた地図”を描いているのかもしれません。

写真家の石川直樹さんは、新刊『最後の山』で、ヒマラヤの八千メートル峰に挑み続けた歳月をたどっています。記録のためではなく、仲間との出会いや、山そのものが投げかけてくる問いに導かれるように歩き続けた軌跡。その過程では、登ることと撮ること、そして“自分は何者なのか”という揺らぎそのものが、その先の道を照らしているかのようです。

異なる方法で旅を続けてきた二人の歩みは、互いに“その人にしかなし得ない旅の形”という点で重なります。
世界に巻き込まれ、そのたびに自分の内側にも新しい地形が刻まれていく──“生きた地図をつくる旅”。

今回のトークでは、新刊二冊を起点に、人はなぜ旅に向かうのか、旅を記し撮るという行為の奥にどんな感情や問いが潜んでいるのかを語り合っていただきます。二人の旅が交差し、その場に新しい地図が描かれていくような夜になればと思います。どうぞご参加ください。

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■『最後の山』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』W刊行記念トークイベント
石川直樹×鳥羽和久「生きた地図をつくる旅へ」

日 時| 12月12日(金)19:15〜21:00頃まで
場 所| MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F)
参加費| 2,000円 + 1ドリンクオーダー
出 演| 石川直樹・鳥羽和久
ご予約|MINOU BOOKS 久留米
電話:0942-64-8290
メール:info@minoubooks.com
Instagram DM:@minoubooks
Googleフォーム
※上記のいずれかより「お名前・ご連絡先・参加人数」をご連絡ください。

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<プロフィール>

石川直樹(いしかわ・なおき)
1977年東京都生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞、『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新刊に『K2』(小学館)、『シシャパンマ』(平凡社)、『最後の山』(新潮社)などがある。

鳥羽和久(とば・かずひさ)
1976年、福岡県生まれ。株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、学習塾「唐人町寺子屋」塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長、及び「オルタナティブスクールTERA」代表。教務と執筆の合間に国内外を旅する生活を続ける。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)、『「推し」の文化論──BTSから世界とつながる』(晶文社)、編著に『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)などがある。最新刊は『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)、『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)。

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<書籍情報>

『最後の山』
著者:石川直樹
発行:新潮社(2025年8月27日刊行)
定価:2,200円+税
ISBN 9784103536925/272頁

23歳でエベレストを登頂して以来20年余。世界で最も高く危険な山々への挑戦はついに「最後の山」シシャパンマへ。人間を拒む「デスゾーン」でぼくが見たのは、偉大で過酷な自然の力と、我々はなぜ山に登るのかという問いへの答えだった──中判カメラを携え、人類の限界を超えようとする仲間たちと共に登った生の軌跡。

『光る夏 旅をしても僕はそのまま』
著者:鳥羽和久
発行:晶文社(2025年8月25日刊行)
定価:1,800円+税
ISBN 9784794980113/264頁

「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。

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