いのちの秘義 レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え
若松英輔
¥1650(税込)
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「センス・オブ・ワンダー」は、執筆途中に著者のレイチェル・カーソンさんが亡くなり、未完のままです。それにも関わらず今でも多くの人に読み続けられています。この名作に、批評家の若松英輔さんの深いまなざしが向けられた本書。
中には「知ることよりも、感じることのほうを優位にする。ここに『ワンダー』の世界へと続く道があるとレイチェルはいいます。」という一文があります。心を動かしながら世界と自分を見つめること、子どもの時のほうが上手にできていたなぁと思う方も多いかもしれません。若松さんは情報や話題性の危うさについても触れています。そういったものに振り回されがちなのはやはり大人たち。
感じることを優位にすることで、自分の純粋な「好き」を取り戻せるかもしれません。
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——ささやかだけど、かけがえのないことが、世界を変えていく。
環境問題の先駆者として名高い科学者レイチェル・カーソンが、愛する甥に遺した『センス・オブ・ワンダー』。
その小さな本には、危機の時代を生きるための大きなヒントが詰まっている。
仕事や人間関係など身近な生活のレベルから気候変動までを貫く不滅のメッセージを、批評家・若松英輔が読み解く。
私たちは確かに自分に必要なものを、自分で見つけることができます。ただ、 そのときの「自分」とは他者に開かれた「自分」なのです。
「よろこび」が先にあれば、必ず「学び」は起こる。本当に、深いところでよろこびを経験すると、私たちのなかで「学ぶ」というもう一つの本能が開花する、そうレイチェルは感じています。
――「ただ、相手と共にいて、一緒に驚き、よろこぶこと」が育む、未来を切り開くちからとは。
出版社: 亜紀書房
サイズ:144ページ 13.6 x 1.6 x 19.1 cm
発行年月:2022/4/20