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SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ
戸谷 洋志

¥1540(税込)

商品サイズ1:2冊まで 送料220円〜

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シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。

あなたに考えてほしいのは、
「SNSをどう使うべきか」といったマニュアル的なことではなく
SNSを使っているあなた自身が何者なのかという問いなのです。

承認・時間・言葉・偶然・連帯。
SNSを使う私たちを描く
新しい哲学の本。

10代の生活にすっかり溶け込んでいるSNSの利用をめぐるさまざまな現象――「ファボ」「黒歴史」「#MeToo運動」など――を哲学の視点から捉え直し、この世界と自分自身への新しい視点を提供する。若い読者に「物事を哲学によって考える」ことの面白さと大切さを実
践的に示す一冊。

(装画:モノ・ホーミー)

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はじめに

1章 なぜSNSで承認されたいのか?
 1 「SNS疲れ」の正体
 2 私たちはなぜ承認を求めるのか?
 3 相互承認の境地へ

2章 SNSにはどんな時間が流れているのか?
 1 タイムラインに時間は流れていない
 2 SNSに時間を作りだす
 3 人間の生きる時間性

3章 SNSではどんな言葉が交わされているのか?
 1 私たちはなぜ「つぶやく」のか?
 2 「つぶやき」と炎上
 3 言葉とルール

4章 SNSに偶然はあるのか?
 1 SNSのアルゴリズム
 2 アルゴリズムと偶然性
 3 自分自身を創造する

5章 SNSで人は連帯できるのか?
 1 政治に利用されるSNS
 2 SNSがつむぐ連帯
 3 つながりに力を与えるために

おわりに

リアルとオンラインのあいだをもっと考えるための作品案内

戸谷洋志(とや・ひろし)
1988年東京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専攻は哲学・倫理学。技術思想や未来倫理学を探究するかたわら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。著書に『恋愛の哲学』(晶文社)、『哲学のはじまり』(学びのきほん、NHK出版)、『親ガチャの哲学』(新潮新書)、『友情を哲学する』(光文社新書)、『スマートな悪』(講談社)ほか多数。

出版社: 創元社
サイズ: 四六判変型/144頁
発行年月: 2023/04/10

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