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覚醒のネットワーク
上田紀行

¥1650(税込)

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しかし何故だろう?30年前に書かれた本だから考え方も古いんだろうなんていつからそう思ってたんだろう。って首を傾げたくなります。
いつのまにか新しい物は良いもので、考え方は常に更新されていて、素晴らしい未来に向かっているなんてイメージが頭のなかにどしっと幅を聞かせている感じがします。
30年前の世界の「何かおかしいんじゃない?」は、今の世界の「問題」に繋がっていて、そこを結びつけることで様々な「気づき」が頭のなかに次々と生まれてきます。

文化人類学者であり東京工業大学のリベラルアーツ研究教育院長である著者が、20代の頃にフィールドワークでスリランカを訪れたときに書いた、数ある著作の原点にあたる作品。今、多くの人が、自分はいなくてもいいのではないかと悩んだり、何かがうまくいかないことを他人のせいにしてしまうなど、無力感を抱えているかもしれません。本書は、そのような状況から一歩踏み出して、他者と関係を築いていくきっかけを与えてくれる内容となります。前に進みたいと願っている人、特に若い世代の人にこそ読んでもらいたい、心がイキイキする一冊です。

【目次】
新装復刊版まえがき
はじめに

第一章 何かがおかしい
私たちが直面している大問題
レッテルがいのちを見えなくする
言葉の罠
違いが私の意味を生みだす!?

第二章 殻をかぶった私
「ひとのせいにしない」と何が起こるか
「自我」とは何なのか
何もできない私
ものへの執着
ひととの違いを際立たせる
不幸なひとがいないと幸せになれない!?
悪循環が悪循環を呼んで
殻がどんどん厚くなる

第三章 「気づき」がやってくる
このバイブレーションは何なのか
無力感や絶望をはね返す何か
自分の中にある「花」に気づく
「私」が見えてくるとき「あなた」が見えてくる

第四章 開かれた私
自分自身を取り戻す心理療法、セラピー
誰もが「悪魔」を抱えている
どこにでも「出会い」がある
殻が破られるとき

第五章 殻をかぶった集団
スケープゴートの必要な社会
「いじめ」のメカニズム
国家という殻
自然破壊を生みだすもの
もはやごまかしは通用しない

第六章 私と地球の病気を癒す
「奇跡的」な現象がある!
脳の中のヒント
「言語脳」のストレスが病を生む
「自然治癒力」を取り戻す
からだの中の声が聞こえてくる
からだは深層でつながりあっている
パフォーマンスがつながりを生む
タテの気づき、ヨコの気づき
地球大のシャーマンになる
「おすがり」を超え、「自分が主役」になっていく

第七章 いまネットワークが動きだす
私たち自身が巨大な暴力を生みだしている
福祉――同情から共感へ
医療――ホリスティックな癒し
教育――差別化から共生の知へ
国際協力――国家という殻を超えるNGO
フェミニズム――あるがままの女性性
地球環境――深いエコロジー
癒しとしての運動
リアライズする
変革の流れ
「いま、ここで」実現する!
そして「覚醒のネットワーク」へ

あとがき
新装復刊版あとがき

上田紀行
1958年生まれ。文化人類学者、医学博士。東京工業大学教授、リベラルアーツ研究教育院長。1968年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒し」の観点を日本でいち早く提示するなど、現代社会への提言を続けている。日本仏教再生に向けての運動にも取り組み、ダライ・ラマ14世との対談書も出版。東工大学内においては、学生による授業評価が全学1200人の教員中一位となり、2004年に「東工大教育賞・最優秀賞」(ベスト・ティーチャー・アワード)を学長より授与された。著書は『生きる意味』(岩波新書)、『新・大学で何を学ぶか』(岩波ジュニア新書)、『目覚めよ仏教! ダライ・ラマとの対話』(NHKブックス)、『日本型システムの終焉』(法蔵館)など多数。

出版社: アノニマ・スタジオ
サイズ:228ページ 13 x 1.6 x 18.8 cm
発行年月:2022/5/6

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