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中学生から知りたいウクライナのこと
小山哲/藤原辰史

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世間が戦争の情報が流され続ける事に慣れてきた感がありますが、本書の中ではメディアが煽ることの危険性や、情報の受け取り方のリテラシーについても言及されています。藤原さんの『歴史を研究する人の資格は「忘れない執念」』という言葉、そして小山さんのポーランドから見た、ウクライナとそこで暮らす人々の生活と歴史。それらを丁寧になぞって行く事によって、現状を自分の頭で考えて、他の誰かと共有する胆力が得られます。

平和と戦争は地続きで繋がっています。白か黒かではないグラデーションのなかで現状をどう認識してどう行動するか。大国の歴史ではなく、東ヨーロッパ諸国の辿ってきた歴史をしることで沢山のことが見えてきます。

生きることの歴史、生きのびるための道。
黒土地帯、第二次ポーランド分割、コサック…地理や世界史の教科書にも載っているこうした言葉に血を通わせる。
「ウクライナを知る」第一歩はここからはじまる。
二人の歴史学者が意を決しておこなった講義・対談を完全再現。緊急発刊!

「小国を見過ごすことのない」歴史の学び方を、今こそ!
・ロシアが絶対に許されない理由…?
・西側諸国、日本が犯してきた罪…?
・「プーチンが悪い」という個人還元主義では、負の連鎖は止まらない…?

【目次】
はじめに
I ウクライナの人びとに連帯する声明(自由と平和のための京大有志の会)
II ウクライナ侵攻について(藤原辰史)
III 講義 歴史学者と学ぶウクライナのこと
地域としてのウクライナの歴史(小山哲)
小国を見過ごすことのない歴史の学び方(藤原辰史)
IV 対談 歴史学者と学ぶウクライナのこと(小山哲・藤原辰史)
V 中学生から知りたいウクライナのこと
今こそ構造的暴力を考える(藤原辰史)
ウクライナの歴史をもっと知るための読書案内(小山哲)
おわりに

小山哲
1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専門は西洋史、特にポーランド史。著書に『ワルシャワ連盟協約(一五七三年)』、共編著に『大学で学ぶ西洋史 [近現代]』、『人文学への接近法――西洋史を学ぶ』など。

藤原辰史
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は現代史、特に食と農の歴史。著書に『縁食論』(ミシマ社)、『トラクターの世界史』『カブラの冬』『ナチスのキッチン』(河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(辻静雄食文化賞)、『分解の哲学』(サントリー学芸賞)など。

出版社: ミシマ社
サイズ:208ページ
発行年月:2022/6/14

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