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コモンズとしての日本近代文学
ドミニク・チェン

¥2750(税込)

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日本近代文学は、いまや誰でも今ここでアクセスできる我々の共有財産(コモンズ)である。そこにはまだまだ底知れぬ宝が隠されている。日英仏の文化とITに精通する著者が、独自に編んだ一人文学全集から、今の時代に必要な「未来を作る言葉」を探し出し、読書することの本質をあらためて問う。もう重たい文学全集はいらない。

【目次】
寺田寅彦『どんぐり』―織り込まれる時間
夏目漱石『夢十夜』―無意識を滋養する術
柳田國男『遠野物語』―死者たちと共に生きる
石川啄木『一握の砂』―喜びの香り
南方熊楠『神社合祀に関する意見』―神々と生命のエコロジー
泉鏡花『海神別荘』―異界の論理
和辻哲郎『古寺巡礼』―結晶する風土
小川未明『赤い蝋燭と人魚』―死者と生きる童話
宮沢賢治『インドラの網』―縁起を生きるための文学
内藤湖南『大阪の町人学者富永仲基』―アップデートされる宗教〔ほか〕

ドミニク・チェン
1981年生まれ。博士(学際情報学)。特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員, 株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文化構想学部准教授。一貫してテクノロジーと人間の関係性を研究している。近著に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)がある。その他の著書として、『謎床―思考が発酵する編集術』(晶文社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック―クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)など多数。監訳書に『ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)など。また、XXII La Triennale Milano『Broken Nature』展(2019.3.1~9.1)にぬか床発酵ロボット『NukaBot』を、あいちトリエンナーレ2019『情の時代』展(2019.8.1~10.1)に2,000人以上から遺言の執筆プロセスを集めたインスタレーション『Last Words / TypeTrace』(#10分遺言)を出展。2020年10月から2021年6月まで、デザインの展示施設21_21 DESIGN SIGHTで開催された企画展『トランスレーションズ』の展示ディレクターを努めた。

出版社: イースト・プレス
サイズ:320ページ 
発行年月:2021/8/20

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