コモンズとしての日本近代文学
ドミニク・チェン
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日本近代文学は、いまや誰でも今ここでアクセスできる我々の共有財産(コモンズ)である。そこにはまだまだ底知れぬ宝が隠されている。日英仏の文化とITに精通する著者が、独自に編んだ一人文学全集から、今の時代に必要な「未来を作る言葉」を探し出し、読書することの本質をあらためて問う。もう重たい文学全集はいらない。
【目次】
寺田寅彦『どんぐり』―織り込まれる時間
夏目漱石『夢十夜』―無意識を滋養する術
柳田國男『遠野物語』―死者たちと共に生きる
石川啄木『一握の砂』―喜びの香り
南方熊楠『神社合祀に関する意見』―神々と生命のエコロジー
泉鏡花『海神別荘』―異界の論理
和辻哲郎『古寺巡礼』―結晶する風土
小川未明『赤い蝋燭と人魚』―死者と生きる童話
宮沢賢治『インドラの網』―縁起を生きるための文学
内藤湖南『大阪の町人学者富永仲基』―アップデートされる宗教〔ほか〕
出版社: イースト・プレス
サイズ:320ページ
発行年月:2021/8/20