本は読めないものだから心配するな(文庫)
管啓次郎

本を読む。忘れる。それは当たり前。内容を覚えてなくても、「読めた」と言えなくても、心配しなくていい。
よろこびをもって前に進もう。本書は読書をめぐる思索の書であり、古今東西あらゆる本をめぐるブックガイドであり、世界中の土地や文化について学ぶ手引きである。読めば、心のお天気が変わる。また本を読みたくなる。読む人に勇気を与える「読書の実用論」。

管啓次郎
1958年生まれ。詩人、明治大学教授。詩集に『数と夕方』(左右社)、『犬探し/犬のパピルス』(Tombac)ほか。著書に『コロンブスの犬』(河出文庫)、『コヨーテ読書』(青土社)、『オムニフォン』(岩波書店)、『ストレンジオグラフィ』(左右社)など。パティ・スミス『Mトレイン』(河出書房新社)、グリッサン『第四世紀』(インスクリプト)、サン=テグジュペリ『星の王子さま』(角川文庫)はじめ訳書多数。2011年、『斜線の旅』(インスクリプト)により読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞。

出版社： 筑摩書房
サイズ：304ページ
発行年月：2021/9/13