2024.07.04
[ 久留米店 イベント ] 8月5日 松村圭一郎・若林恵 トークイベント 「人類学者の視点/ストーリーテラーの手法」
『人類学者のレンズ』(松村圭一郎/西日本新聞社)『第七の男』(黒鳥社)W刊行記念
松村圭一郎・若林恵 トークイベント
「人類学者の視点/ストーリーテラーの手法」
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英国孤高の”ストーリーテラー”、ジョン・バージャーが1975年に発表した、欧州の移民労働者に関するノンフィクション作品『第七の男』(黒鳥社)。西日本新聞での連載「人類学者のレンズ」と、朝日新聞での連載「松村圭一郎のフィールド手帳」を加筆・修正、再編集して書籍化された『人類学者のレンズ』(松村圭一郎・著/西日本新聞社)。2冊の出版を記念したトークイベントを開催します。
まさか、福岡で久留米でこのお二人のイベントを開催できるとは思いませんでした。
雑誌『WIRED』日本版の編集長を退任した後に若林さんが立ち上げた『黒鳥社』のホームページにはこのように書かれています。
「黒鳥社はコンテンツ・レーベルです。いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベント、旅などメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)しています。」
自己と他者の比較をとおして自分たちの当たり前を疑い、別のありうる世界を想像する、というのは、松村さんが専門とされている文化人類学の思考法でもあります。
イベント当日は、レヴィ=ストロース、デヴィッド・グレーバー、ティム・インゴルド、猪瀬浩平、磯野真穂など、国内外の人類学者の視座を通して現代を見渡していく松村さんの新刊、ジョン・バージャーが1975年に発表した、欧州の移民労働者に関するノンフィクション作品(若林恵 訳)という刺激的な2冊をそれぞれに批評し合うことから話をスタートして頂き、その後はフリートークという形で話して頂きたいと思います。
刺激的な一夜になること間違いなしです。ぜひご参加ください。
※8月5日(月)は、筑後川花火大会のため店舗近隣や駅周辺が大変混雑します。時間に余裕をもってお越しください。お車でお越しの際も、駐車場の混雑が予想されますのでご注意ください。
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『人類学者のレンズ』(松村圭一郎/西日本新聞社)『第七の男』(黒鳥社)W刊行記念
松村圭一郎・若林恵 トークイベント
「人類学者の視点/ストーリーテラーの手法」
日 時|8月5日(月)19:00〜21:00頃まで
場 所|MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F)
参加費|2,000円+1ドリンクオーダー
出演者|松村圭一郎・若林恵
ご予約|MINOU BOOKS 久留米
電話:0942 64 8290
メール:info@minoubooks.com
インスタDM
Google予約フォーム(インスタのプロフィール画面にもリンクがあります):https://forms.gle/9fSnsB78tyDBFuN3A
上記いずれかに名前・連絡先・参加人数をご連絡ください。
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プロフィール
松村圭一郎|Keiichiro Matsumura
文化人類学者。岡山大学文学部教員。著書に『人類学者のレンズ:「危機」の時代を読み解く』(西日本新聞社)、『所有と分配の人類学:エチオピア農村社会から私的所有を問う 』(ちくま学芸文庫)、『旋回する人類学』(講談社)、『小さき者たちの』(ミシマ社)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『これからの大学』(春秋社)、『はみだしの人類学:ともに生きる方法 』(NHK出版)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)など。共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』(黒鳥社)がある。
若林恵|Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)、責任編集『 次世代ガバメント:小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黒鳥社・2021年5月)、宇野重規との共著に『実験の民主主義:トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書・2023年10月)。「こんにちは未来」「〈働くこと〉の人類学」「音読ブラックスワン」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。
左:『第七の男』(ジョン・バージャー / 黒鳥社)
右:『人類学者のレンズ』(松村圭一郎 / 西日本新聞社)