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耳納新聞について

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不定期にて10号まで発行している耳納新聞ですが、この度、発行当初から編集を担当していた片中ゆう子さんが退任という形で一時的に休刊することになりました。
今後ですが、体制を新たにして来年のはじめには11号を出せるように進めていけたらと思っています。
いつも応援して頂いている方々には発行が非常に不定期になっていて申し訳ありませんが、細く長く、のんびりと活動していければと思っていますので、温かく見守って頂けたらとても嬉しいです。
以下、片中ゆう子さんからの退任の挨拶となります。手探りではじめた耳納新聞が、ここまで色々な方に支持される媒体になったことは、ひとえに片中さんの力が大きかったとおもっています。これまでお疲れ様でした!

(少量ですが、バックナンバーの在庫もございます。気になる方はお渡し出来ますのでお声がけください。)

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『耳納新聞休刊と編集退任に寄せて』

私が小塩という里山に暮らし始めて2年が経ちました。耳納新聞の準備を始めた2018年には思いも寄らなかったことでした。

地域のフリーペーパー、広告も何も載せないものを作りましょうと、MINOU BOOKSの石井さんと当時のスタッフSさんと意気投合したのが、耳納新聞の始まりでした。

耳納新聞の原則はほんのわずかです。
自分たちや執筆者の生活を脅かさない、図らずも人を傷つける可能性はあるが極力注意すること、何よりも自分たちが楽しむこと。そして原稿を依頼する方は、この土地での暮らしを思いっきり楽しんでいる人。

19年2月発行の1号目は執筆者6名と編集部3名の記事という形でした。なんの形もないこの段階で快くご協力いただいた方々のおかげでこの小さなフリーペーパーは順調に滑り出し、その後、22年1月の10号目まで執筆者に困ることなく発行を続けることができました。

私は20年の4月に吉井町から小塩に移り住み、里山に暮らし、田んぼをかじることになりました。そうして土地に暮らすことのリアリティー、土地の道理や天候と共に生きるという意味にはじめて触れました。その結果、自分がどうして行くべきかに向き合うことになり、今回、耳納新聞の編集から離れることにしました。

耳納新聞は次の編集が見つかるまで休刊となります。

今まで執筆にご協力いただいた方々、この活動に賛同しご協賛いただいた方々、そして発行を楽しみにしていただいた読者の皆様に厚く御礼申し上げます。

片中ゆう子

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