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山のパンセ
串田 孫一

¥968(税込)

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串田孫一の描く自然派唯一無二のはずなのに、どれも私の山だった。鳥海山も谷川岳も八海山にも登ったことはないけれど、この風は、この匂いは、この声は、確かに私も知っていた。三俣山で包まれたガスだった。背振全山縦走で浴びた雨だった。祖母・傾の稜線で見た夜と朝だった。

米村奈穂(『暮らしの本』より)

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詩人・哲学者串田孫一(一九一五―)の,山をめぐる随想集.ページをめくると,独特の詩的で平易な文章で綴られた,山靴やスキーで野山を逍遙する著者の世界がひろがる.雨上がりの峰々の夕映え,山小屋のストーブを囲む語らい…….雪を待つ高原の一本の枯れ草までが魅力的な表情を浮かべている,著者自身が選び再編成した決定版.

串田 孫一(くしだ・まごいち)
1915-2005年。東京生まれ。東京帝国大学文学部哲学科卒業。詩人、哲学者、随筆家。

出版社: 岩波書店
サイズ:352ページ / 文庫サイズ
発行年月:1995/6/16

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