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心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋
斎藤環/與那覇潤

¥1590(税込)

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「友達」はいないといけないのか。「家族」はそんなに大事なのか。「夢」をあきらめたら負け組なのか。「話し上手」でないとダメなのか。「仕事」を辞めたら人生終わりなのか。「ひきこもり」を専門とする精神科医と、重度の「うつ」をくぐり抜けた歴史学者が、心が楽になる人間関係とコミュニケーションのあり方を考える一冊。
第19回 小林秀雄賞 受賞

<目次>

はじめに――與那覇潤
第一章 友達っていないといけないの? ――ヤンキー論争その後
第二章 家族ってそんなに大事なの? ――毒親ブームの副作用
第三章 お金で買えないものってあるの? ――SNSと承認ビジネス
第四章 夢をあきらめたら負け組なの? ――自己啓発本にだまされない
第五章 話でスベるのはイタいことなの? ――発達障害バブルの功罪
第六章 人間はAIに追い抜かれるの? ――ダメな未来像と教育の失敗
第七章 不快にさせたらセクハラなの? ――息苦しくない公正さを
第八章 辞めたら人生終わりなの? ――働きすぎの治し方
最終章 結局、他人は他人なの? ――オープンダイアローグとコミュニズム

おわりに――斎藤環

読書案内
「対話」によって人間関係と自分自身を変えるための10冊――斎藤環
重い病気のあとで新しい人生をはじめるのに役立った10冊――與那覇潤

斎藤環
1961年、岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。著書に『社会的ひきこもり』、『中高年ひきこもり』、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)、『オープンダイアローグとは何か』、『「社会的うつ病」の治し方』ほか多数。

與那覇潤
1979年、神奈川県生まれ。歴史学者。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学者時代の専門は日本近代史。地方公立大学准教授として教鞭をとった後、双極性障害にともなう重度のうつにより退職。2018年に自身の病気と離職の体験を綴った『知性は死なない』が話題となる。著書に『中国化する日本』、『日本人はなぜ存在するか』、『歴史がおわるまえに』、『荒れ野の六十年』ほか多数。

出版社: 新潮社
サイズ:304ページ 12.8 x 2.1 x 19.1 cm
発行年月:2020/5/27

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