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何とかならない時代の幸福論
ブレイディみかこ/鴻上尚史

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下がり続ける暮らし、「本音」と「建て前」の二重構造、「みんな同じに」の圧力、コロナ後……
問題だらけの日本に希望はあるか?どうする、どう生きる?いま一番聴きたい二人の珠玉対談。

NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」で反響を呼んだ対談を、未放送分も含めて収録。
またコロナ後、あらたに行われた対談も収録した、必読の書。

<目次>
【I】日本の現在地––––私たちはどこへ向かっているのか
日本のバブル、「一億総中流」の時代に
8 0年代「めんたいロック」が流行った博多で
イギリスで差別されていた地域の保育所で
2 3年間、物価も賃金も上がらない日本
イギリスの緊縮財政、貧困層の子どもたちの窮状
自分の判断で水を飲ませない? 日本の学校教育
公立校と私立校にみる、イギリス社会の激しい経済格差
労働党政権の時代に掲げられた多様性教育
「世間」に生きてきた日本人のこれから
「エンパシー」とは、その人の立場を想像してみる能力
生まれつき茶髪の生徒に「髪を黒く染めろ」と強制
出口、逃げ道がない日本社会の人生相談
若者に増えている言葉「そんなことしていいんですか」
異なる環境の家庭が触れ合う日本の保育園
「みんな一緒に」という慣習
BBCが取り上げた無意味な日本の校則
コミュニケーション力とは、 物事が揉めた時に何とかできる力
高校生を大人扱いできない日本社会
ロールプレイとは、エンパシーのこと
人を罰するよりも、みんなが幸せになるために
……ほか

【II】社会と向き合う––––表現としてのコミュニケーション
自助、共助、公助……という順序
コロナ禍、イギリスで自然発生的に起こった相互扶助
「s a m e n e s s 」と「e q u a l i t y」の勘違い
クリエイティビティの目覚めは1歳から2歳
日本からグローバルスタンダードな企業が出てこない理由
右も左も同調圧力に苦しめられるのは同じ
コロナ罹患で謝罪する芸能人
景気が悪くなれば、民がおとなしくなる
ブルシットジョブに傷ついた人たち
政治参加する人間を育てる、英国のシチズンシップ教育
新自由主義がたどるルート
緊縮を主張する人たちのカラクリ
Twitter とリアルの乖離
「Zoom 画面ではどこが上座か」問題
自分の頭で考えて議論する教育
日本の芸能人が政治を語るタブー
演劇は、他者を説得するツール
必ずカウンターが出現する英国社会
日本で7 0年以上戦争がなかった理由
……ほか

ブレイディみかこ
1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、2019(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。他の著書に『THIS IS JAPAN』『ヨーロッパ・コーリング』『女たちのテロル』などがある。

鴻上尚史
作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける。近著に『「空気」を読んでも従わない~生き苦しさからラクになる 』(岩波ジュニア新書)、『ドン・キホーテ走る』(論創社)、また本連載を書籍にした『鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋』がある。
Twitter @KOKAMIShoji

出版社: 朝日新聞出版
サイズ:240ページ 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
発行年月:2021/1/20

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