ファットガールをめぐる13の物語
モナ・アワド/加藤有佳織/日野原慶
¥1980(税込)
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宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている。
自分の体のサイズをめぐって悩みを抱える主人公エリザベス。同じようなコンプレックスをもつ女性たちとも関わって生きている。
ダイエットに取り組み、次第に彼女は痩せていくのだが──。
人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出したモナ・アワドのデビュー作。
ロクサーヌ・ゲイ、エイミー・ベンダー、ブライアン・エヴンソン、その他各紙誌で絶賛。
「女性とその体にとって理不尽すぎるこの社会。
アワドはそれを正しくとらえ、この連作短編を通して鮮烈に描き出している」(ロクサーヌ・ゲイ)
「賢くて茶目っ気があって、とり繕うことなくまっすぐな作品。
友情、セックス、誰かの心に寄り添うこと、自分らしく生きること。女子たちの格闘はヒリヒリとして、そのことをアワドはちゃんと語ってくれる」(エイミー・ベンダー)
「素晴らしい仕事だ。失敗も喜びもひっくるめて、人として生きることの意味とはなにか?
それを痛々しくもありのままに描き出す」(ブライアン・エヴンソン)
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インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。
けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。
自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがいていく。
出版社: 書肆侃侃房
サイズ:286ページ 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
発行年月:2021/5/14