「社会を見渡すための読書会」
MINOU BOOKS 久留米では、久留米シティプラザにて行われている、ジェンダーや性の多様性など、現代社会が抱える課題を演劇で表現する「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」と連携した読書会を開催しています。
第五回のテーマは、「老い」。
久留米シティプラザにて上演される演劇作品、OiBokkeShi『恋はみずいろ』に合わせて開催します。
「老い」と一言で言っても、認知症や介護といった福祉の現場に関わる人やその家族、支援する側・される側としての当事者だけでなく、これから誰もが必ず向き合うことになる普遍的なテーマでもあります。
また、近年急速に変化する社会構造のなかでは、家族のかたちやコミュニケーションのあり方、人の尊厳をどう扱うかといった介護の倫理観など、様々な問題や課題が浮かび上がってきます。
OiBokkeShiの演劇作品『恋はみずいろ』では、そうした超高齢社会の現場を「演劇」という切り口で描くことで、社会問題という情報として認識する以上に、戸惑いや違和感、わからなさといったはっきりと表しにくい日常の感情として観る人に伝わってきます。
そもそも、福祉の現場には合理化できないことがたくさんあります。
成長を前提とした社会構造の中で、長らく「老い」は社会の辺境に追いやられてきましたが、いまやそれは中心的なテーマとなっています。
このタイミングで、「老い」をめぐる問題について、多様な角度から考える機会を持つことは、とても意味のあることだと感じています。
当事者の方はもちろん、介護をしている方、していた方、家族について考えたい方、
福祉や医療に携わる方、高齢社会に漠然とした不安を感じている方、
演劇をきっかけに何か考えたくなった方や、「老い」とは無縁だと思っている方まで、
さまざまな立場・世代の方にお越しいただければと思っています。
持参いただく本は、「老い」にまつわるものでも、そこから少し離れたところにある本でも構いません。
本を通じて、自分がどこにひっかかりを感じたのか、なぜその本を選んだのか――そんな小さな問いを持ち寄って話し合う中で、老いや人生についての考えが少しずつ開かれていくような場になれば嬉しいです。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
–
社会を見渡すための読書会
vol.5 テーマ「老い」
日程:6月12日(木)
時間:19時15分〜20時45分ごろまで
場所:MINOU BOOKS 久留米 (福岡県久留米市小頭町10-12 1F)
参加費:500円
持ち物:テーマに関係する本
定員:8名
ご予約|MINOU BOOKS 久留米
電話:0942 64 8290
メール:info@minoubooks.com
MINOU BOOKS インスタ DM ( @minoubooks )
Google 予約フォーム(https://forms.gle/ATPptojpRwsyozcg9)
上記いずれかに名前・連絡先・参加人数を連絡ください。
主催:MINOU BOOKS
協力:久留米シティプラザ
撮影:hi hoo farm