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here and there vol.15 belonging issue
林央子

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『here and there』 とは?
編集者・林央子さんの個人出版プロジェクトとして2002年春に創刊された『here and there』。アート、ファッションからライフスタイルまで、ボーダレスな視線であつめた国内外の話題を、雑誌形式・日英バイリンガルで掲載しています。

『here and there』の特徴と概要
林央子さんをとりまく個性的・領域横断的な国内外のクリエイターとの交流の時間をとじこめた、感性を刺激する一冊。
一見、とらえにくいアーティストたちの姿も、林央子のインタビューや執筆依頼によって、読み進めながら読者のひとりひとりが今を生きるヒントを得やすい紙面に編集されています。キュレーターでもある林央子のつくる、誌上の展覧会をプライベートタイムに見に行ったような個人的な読書体験は、いつどこで開いてもそのときの自分に必要な指針を得られるマジカルな時間を与えてくれるでしょう。

vol.15 はコロナ禍と2年間のイギリス留学を経た感覚から、主宰者の林央子さんが<帰属意識/belonging/ここにいたい場所/心地よい場所>をテーマに人や場所をつなぎます。

○紙面より
どこに誰といて、何をするか。日々の選択や行動は、批評行為だと私は考えています。
2002年春の創刊から、今年で20年目を迎えたhere and thereは、制度的に疲弊しているとしか思えない主流のファッション界やジャーナリズム、雑誌媒体への批評として、個人的な視点や声を伝えるべくスタートしました。
日本の美術界やファッション界に批評が足りないという声をよく耳にします。言語のロジックで考える西洋と、周囲との関係性を保ちながら物事を進める日本では、思考の流儀が違う。そして、思考には言語が必要です。けれども、批評を成立させる要素は、言葉だけではないはずです。
ソフィア・コッポラを1995年に取材したとき、彼女は「Action speaks louder than words.」と言いました。私もその精神に同意して、2001年夏に資生堂を退職してフリーになるとき、その後の人生をかけたプロジェクトとして、個人媒体をつくろうと思い立ちました。

— 林央子「いま、ここにいたい人と手をつなぐ 批評媒体としてのhere and there」より抜粋

○参加アーティスト
アート・出版・園芸など、暮らしの中からつくることに向き合うジョアンナ・タガダ・ホフベック。
20年ぶりにRun Collectionを再始動させたスーザン・チャンチオロ。
福岡から2021年末に東京・新大久保へ転居した「途中でやめる」の山下陽光。
フランス南西部の村で、あらたな空間を得てギャラリーをはじめる『Purple』マガジン創設者のエレン・フライス。
山口県、パリ、千葉県などその時々に住まう場所から影響をうけながら作品をつくるアーティスト志村信裕。
映画「エル・プラネタ」が日本でも公開されて話題のアマリア・ウルマンなどが参加・紹介されています。

【目次】
here and there vol.15
belonging issue
Author : Nakako Hayashi
Art Direction& Design : Shunsuke Onaka(Calamari Inc.)
Published by Nieves

Johanna Tagada Hoffbeck
Hikaru Yamashita
Elein Fleiss
Andie Wilkinsin
Nobuhiro Shimura
Yusuke Nagai
Mark Borthwick
haru.
Shunsuke Onaka
Susan Cianciolo
Lilac Sky Cianciolo
Nick Sethi
Amalia Ulman

○付録にマーク・ボスウィックの写真と詩によるB4ポスター(4c/1c)、10x3cmのステッカー2枚付。

林央子
1966年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01年にフリーランスになり、02年に『here and there』を創刊。現在は Central Saint Martinsの修士課程(MRes Arts)に在籍し、Exhibition Studiesを学ぶ。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』『つくる理由』ほか。

出版社: Nieves
サイズ:表紙を含め108ページ
発行年月:2022/7/1

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