発達系女子とモラハラ男―傷つけ合うふたりの処方箋
鈴木大介
¥1650(税込)
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登場する妻の千夏さんの特性が自分の特性にもほぼ当てはまるので、他人事ではないこちらの本。著者は夫である鈴木大介さん。ご自身が高次脳機能障害になったことで妻の発達障害への理解が深まり、本書はそんなふたりが共に生きるためのあらゆる試行錯誤の記録です。生活の中の困りごとに愛と知恵をもって向き合っていくたくましさは、障害があるうんぬんではなく、さまざまなパートナー関係の方に響くのではと思います。
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好きで一緒になったのに
「ふたりが生きづらい」と思ったら読んでください。
衝撃の「妻の布ナプキンを洗う夫」記事でTwitterトレンド入り!
熱い共感で多くの「ふたり」が涙した鈴木家の物語、最終章。
発達系女子のど真ん中を行く妻、御年41歳、子ども無し。働く意思もなく自発的に家事をするでもなく、テレビと猫とゲームにまみれて家から出ようともしないプチひきこもり。シングルインカムでワンオペ家事の夫は鬱憤蓄積し、いつしか妻に叱責や暴言をぶつけるモラハラ男に。しかし夫が脳梗塞で倒れ「後天的発達障害」ともいえる高次脳機能障害になり関係性が激変。夫は妻の「不自由」や「苦手」を徹底的に考察し、家庭改革に乗り出す。相互理解の困難と苦しさの渦中にある発達系女子×定型男子のパートナーに贈る、読む処方箋。
僕たち定型男子は発達系女子と暮らす中で相手を傷付ける加害的立場に陥りがちです。そして僕はかつてのDV夫として、発達系女子を好きになって一緒になってみたものの、生活がたちゆかなかったり日々ストレスを抱え続けたり、何より大切なパートナーを傷付けてしまうことがどれほど苦しいことなのか、痛いほど分かります。DVを肯定するつもりは絶対に無いけれど、僕らがなぜ加害に追い込まれてしまうのかも、嫌というほど分かるのです。(「まえがき」より)
【目次】
まえがき
第1章 されど愛しき発達系女子
第2章 不自由な脳で生きる異世界
第3章 発達系女子が片付けられない
第4章 発達系女子と家事を分担できない
第5章 発達系女子と話が通じない
第6章 発達系女子と将来像の共有ができない
第7章 発達系女子が自分を大事にしてくれない
第8章 発達系女子が働いてくれない
最終章 発達系女子と生きる
あとがき
出版社: 晶文社
サイズ:248ページ 19 x 13 x 2 cm
発行年月:2021/3/29