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「能力」の生きづらさをほぐす
勅使川原 真衣/磯野 真穂

¥2200(税込)

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生きる力、リーダーシップ力、コミュ力…
◯◯力が、私たちを苦しめる。
組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵。

前職では「使えないやつ」が、現職では「優秀」になるのはなぜ?
移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。
ガン闘病中の著者が、その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、
他者とより良く生きる方法を模索する。

「『能力』にすがってしまうのは、
不確定な人生を少しでも確かだと思いたい、
私たち人間の弱さゆえなのでしょう」
執筆伴走 磯野真穂さん(人類学者)

――――――――――――――――――――――――
職場や学校、家庭で抱えるモヤモヤを
なかったことにしたくないすべての人へ

「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」
ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。

――ときは、2037年。急降下した
上司の評価で病める息子を救うため、
死んだはずの母さんがやってきた!?

「人事部が客観性の根拠として、人材開発業界を頼っているわけだね。
ふむ、とすると、『能力』なんて幻とかなんとかうそぶきながら、それを飯のタネにしてきたのは、やはり母さん、あなたのいた業界じゃないか。」(本文より)

執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。

勅使川原 真衣 (著)
1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。

磯野 真穂 (解説)
人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。
著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、『他者と生きる』(集英社新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。本作では、著者の執筆に伴走し、言葉を寄せる。

出版社: どく社
サイズ:264ページ 12.8 x 1.8 x 18.8 cm
発行年月:2022/12/21

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