みんなの「わがまま」入門
富永京子
¥1925(税込)
商品サイズ1:2冊まで 送料220円〜
¥12,000以上の購入で送料無料
デモや政治への違和感から、校則や仕事へのモヤモヤまで、
意見を言い、行動することへの「抵抗感」を、
社会学の研究をもとにひもといていく、中高生に向けた5つの講義。
身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、
意見の異なる人々と、社会をつくるための入門書。
【目次】
はじめに
◎1時間目 私たちが「わがまま」言えない理由
わがまま=自己中?
日本が30人の教室だったら
「ふつう幻想」が「ずるい」をつくる
わがままは自己中ではない
意見を言うと浮いてしまう?
ふつうと平等はどこへ消えた?
グローバル化で「ばらばら」に
私のわがままはみんなの「それな! 」
今のわがまま・昔のわがまま
違いからはじめて同じ根っこを探す
私、別に「かわいそう」じゃないし…
エクササイズ1 その人になってみる
エクササイズ2 あだ名ワークショップ
◎2時間目 「わがまま」は社会の処方箋
「わがまま」批判はどこからくるの?
わがまま下手な日本人
「批判するからには、別の案があるんだよね?」
「社会のためとか、意識高いよね(笑)」
「社会運動って、迷惑じゃないですか?」
「価値観の押し付けでしょ?」
「自己責任じゃないですか?」
それで、結局意味あるの?
わがままはきっかけづくり
自己満足でもいい
「わがまま」はアイドルの出待ち?
長い目で見てみる
エクササイズ3 20年前と今を比べてみる
エクササイズ4 変化を説明してみる
◎3時間目 「わがまま」準備運動
どこまで「わがまま」言ってもいいの?
アウトなわがまま・セーフなわがまま
わがままの背景を考える/わがままの落とし所?
伝え方が悪いと、話を聞く気になりません
過激な表現にひるまない
「おうち語」化に気をつける
「〇〇派」を超えて言葉を伝えよう
知らない人に教えてみる
イベントを大事にする
いろんな大人に会う
大学に行ってみよう
「中立」も「偏り」も、そんなにこだわることじゃない
「うちの地元に大学はねえよ」
人をカテゴライズしない
エクササイズ5 「おうち語」を翻訳する
◎4時間目 さて、「わがまま」言ってみよう!
社会的「わがまま」のススメ
モヤモヤで「わがまま」キックオフ
わがままは、直接相手に言わない
伝えるための工夫
趣味の雑誌を読もう
もっと気軽にできる方法はありませんか?(やっぱり恥ずかしいし)
ちょっと文化系なわがままが好きな人に
代わりのものをつくってみる
買う・選ぶもわがままのうち
こっそりやってみる
気が向かないときはやめてみる
遠くに行ってやってみる
うまく行かなくても気にしない
自分をカテゴライズしない
エクササイズ6 モヤモヤするものを探す
エクササイズ7 署名を呼びかけてみる!
◎5時間目 「わがまま」を「おせっかい」につなげよう
他人のことでも「わがまま」言っていい
「うち」と「よそ」はつながっている?
よそ者だからできることがある
よそ者がいると「その人」が目立たなくなる
よそ者資源が役に立つ
だれだっていつかはよそ者になる。でも、それでいい
わがままで遊ぼう!
おわりに
本書に出てくる読みもの一覧
「わがまま」入門ブックリスト
出版社: 左右社
サイズ:276ページ
発行年月:2019/4/30